PR

学生による映画小説『完パケ!』/額賀澪【感想・紹介】

完パケ 読書
記事内に広告が含まれています。

額賀澪さんの『完パケ!』を紹介します。

星評価

中盤から後半にかけて面白い 3.5
青春 3.0
映画製作について知れる3.0


スポンサーリンク

【1行あらすじ】完パケ!(著者 額賀澪)

タイトル:『完パケ!』

著者:額賀澪

あらすじ:映画監督を目指す大学生の北川と安原。卒業制作の映画監督に選ばれるのはどちらか1人。制作した映画で目指すはカンヌ!?

スポンサーリンク

【こんな人におすすめ】完パケ!(著者 額賀澪)

この本は下記のような人におすすめです。

おすすめ

・映画の製作について知りたい人
・映画業界に興味がある人

学生たちが映画製作を行う様子が描かれているので、映画製作について知りたい方はオススメです。
同様に映画業界に興味がある人、映画に関わる仕事をしたい人にもオススメの作品です。

スポンサーリンク

【感想】完パケ!(著者 額賀澪)

北川と安原の友情・ライバル関係

傘と芝生

北川と安原は武蔵映像大学に通い映画監督になることを目指している大学生です。
コミュニケーション力が高く理知的だが自分の目的のために人の感情を利用するようなところがある北川人付き合いが苦手だが目的のためなら自分のこだわりをとことん突き抜く安原

序盤のエピソードから私が安原だったら、今後北川とは付き合いたくないと思ってしまいます。
読了後にこの時点では友達やライバルといったそこまで深い関係ではなかったのかな…とも思いました。

この小説は文庫本掲載のあらすじだけを見ると、2人の学生が卒業制作の映画を撮る座を争う小説なのかなと思ってしまいますが、実際には卒業制作の映画監督の座を争う→卒業制作の映画を撮るの映画撮影の過程の方がメインエピソードとなっています。
この過程の中で友達としても関係を深め、ライバルとしてもお互いを意識していく関係になる様子を描く小説だと思いました。

卒業制作の映画監督決めの争いと撮影の過程のなかで深まるライバル関係と育まれる友情

学生映画の世界

ビデオカメラ

学生映画と言いますが、映画を専門とする大学の学生が作る映画なので、
作中で描かれる映画作成の様子は本格的です。

映画製作について知ることができる

俳優のオーディション、キャスティングの様子や、実際の撮影、撮影の際のトラブルの様子なども描かれています。
俳優と映画作成のスタッフの関係が見ていて興味深く、おもしろかったです。
映画ってどのように作っているんだろうと興味を持っている方には、易しく様子が分かるのでおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました